商社からメーカーへの転職を考えている。商社からメーカーに転職すると、働き方はどんな風に変わるんだろうか。メリットとデメリットも気になるな。 どんな人に向いているんだろうか。
こんな悩みにお答えします。
この記事を書いている私は、
商社で営業を4年間やった後に、メーカーへ転職して営業をやっている。
現在は本業の傍、副業をこなしている。
今回の記事では、
- 商社からメーカーへ転職した感想
- 商社からメーカーへ転職したメリット
- 商社からメーカーへ転職したデメリット
- 商社からメーカーへ転職はどんな人に向いているのか
について解説します。
私自身、商社からメーカーへ転職しているので、私の経験を元にメーカーの働き方と商社の働き方の違いについて解説します。
商社やメーカーは身内や知り合いに働いている人がいないと、どのような仕事をしているのか分かりにくいですよね。
私自身、商社とメーカー両方で働いている経験があるので、両方の働き方の違いについて解説します。
目次
商社からメーカーへ転職した感想
私自身、4年勤めた商社からメーカーに転職をしました。
率直な感想としては、かなり楽ということです。
商社の場合だと、良くも悪くも裁量が大きかったこともあり、残業時間がかなり多かったのですが、現在ではほぼ定時に帰るようなホワイトな生活を送っています。
商社時代は裁量が大きく、仕事に対してのやりがいはかなりありました。
しかし、残業代が固定だった上に残業を無制限に行うという生活が続きました。
その反動もあり、現在では残業がほぼないメーカーへ転職するようになりました。
メーカーの場合、仕事の内容は決められた仕事をこなすというのがメインなので、仕事内容が分業化されていることがほとんどです。
そのため、裁量はありませんが、早く帰ることができる環境が多いということが魅力ではあります。
商社からメーカーへ転職をするメリット
商社からメーカーへ転職をするメリットは、以下の通りです。
先ほどの感想のところでも書いていますが、それ以上にメリットはあります。
商社からメーカーへ転職した感想
メーカーの場合ある程度の規模になると仕事内容が分業化されています。
そのため、一人当たりの仕事量は多くなく、残業も必要ない程度になっている場合がほとんどです。
ワークライフバランスを大事にしたいという人には良い環境です。
商社からメーカーへ転職をするメリット
メーカーは自社で製品を製造販売しているので、利益率は商社と比較すると高めです。
これは自社で製品を作っていることから利益を上乗せしやすいビジネスモデルだからといえます。
そのため、売り上げもある程度は確保しやすいこともあり、営業の目標数字も高くならないのです。
残業が少ない
商社でも海外との仕事の機会はもちろんありますが、海外展開しているメーカーの場合、すでに販路ができているので、苦労は少ないです。
業界や起業規模によっては、海外駐在のチャンスも意外とメーカーの方が回ってきやすいこともあります。
商社からメーカーへ転職をするデメリット
商社からメーカーへ転職をするデメリットは以下のことが挙げられます。
いざメーカーに入社してみると、悪い場面というのもいくつか直面してきました。
利益率が高いので目標数字の基準がそこまで高くない
メーカーの仕事は基本的に言われた仕事をこなすような仕事が大半を占めており、上司に言われたことをこなすという単純な仕事が多いです。
会社の中で関係者から了解を得てから先方へ回答することがほとんどであるため、ぶっちゃけ裁量はあまりないです。
海外との仕事が多い
メーカーの仕事は決まっている仕事を繰り返していくだけなので、市場価値が上がりにくいです。
もちろん、与えられた業務の中で工夫すべきことはあり、スキルアップはできます。
しかし、ある程度まで行くと、頭打ちになります。
商社からメーカーへ転職をするデメリット
メーカーは自社の製品には強くなれますが、他の会社や業界でその製品知識が生かされることはないので、転職をするとリセットされてしまいます。
その中でも、既に体系化されている仕事の進め方は転職しても横展開はある程度できます。
商社からメーカーへ転職はどんな人に向いているのか
商社からメーカーへ転職が向いている人は、次のような人です。
完全に個人の主観が入っていますが、概ね次のような人たちが活躍されています。
- 1つの物事を極めたい人
- ルールがしっかりしている仕事をしたい人
- ビジネスよりものづくりが好きな人
1つの物事を極めたい人
商社の場合、たくさんの商品群があるので浅い知識でも問題ない場合がほとんどです。
しかし、メーカーの場合自社製品について深く探求するので、1つの物事を深く理解したい人には向いています。
ルールがしっかりしている仕事をしたい人
メーカーの場合、製品の品質担保が重要であり、クレームを極力なくすことが求められています。
そのため、社内ルールがガチガチに固められているケースが多く、そのルールに沿って仕事をすることが美徳だとする風潮がほとんどです。
このようなルールがしっかりしている仕事をしたい人には向いています。
ビジネスよりものづくりが好きな人
メーカーの場合、既にビジネスモデルが出来上がっているので、あまり新規ビジネスを考える機会は多くはありません。
そのため、会社によってはものづくりの品質管理を徹底しているケースがほとんどです。
ガツガツとビジネスをやりたくない人には向いています。
商社からメーカーへ転職した人の働き方の違いとは
私が商社からメーカーへ転職をして感じた働き方の違いは、商社と比べて仕事のスピード感が遅いところです。
工場の関係部署がたくさんあるため、意思決定が遅くなっています。
会社によって異なることもあるかと思いますが、商社ほどスピーディに仕事ができないというところがあります。
メーカーはじっくり腰を据えて仕事がしたかったり、心配性な人には向いています。
関係者にそれぞれ確認を取りながら進めたいという人には向いています。
一方、商社はスピード感を持って働きたい、新しい仕事に挑戦していきたい人には向いています。
商社とメーカーには、それぞれ働き方や仕事への意識の違いはあります。
商社とメーカー、どっちが良いか迷っている人は、自分の性格に合わせて選ぶと良いです。
両方の働き方を経験した私としては、どちらも良いところと悪いところはありますので、自分の性格にあった方を選んだ方が良いです。
ちなみに、私は商社の方が仕事に関しては好きでした。やはり裁量を持ってスピーディに仕事をするのって、楽しいですよね!
商社からメーカーへ転職したい人へオススメ転職サイト
私が転職活動をした時に活用した転職サイトを紹介します。
私自身、4年間商社に在籍していましたが、20代で転職をしているので、第二新卒のような感じで転職活動をしていました。
これから第二新卒で転職活動をするという人にもオススメですので、ぜひ参考にしてみてください。
リクナビNEXT
最終的に今のメーカーに決めたのは、リクナビ経由でした。
求人がたくさんあり、よく知っている企業も多く掲載されていたので、使いやすかったです。
マイナビジョブ20
20代の若手向けの転職サイトです。
転職エージェントもかなり親切で、親身に相談に乗っていただけました。
第二新卒の求人に強いので、早期退職をしてしまった人にもおすすめです。
Doda
20代から30代まで幅広い年代の人が活用できる転職エージェントです。
Dodaの転職エージェントも親身に相談に乗ってくれたのが印象的でした。
求人も幅広いので、転職エージェントに相談しつつ、求人を見てみるのが良いでしょう。
まとめ
今回の記事では、商社からメーカーへ転職をした私が商社とメーカーについてそれぞれ解説しました。
それぞれ性格が異なる業態であるので、向き不向きが別れてきます。
ぜひ、今回の記事を参考にしていただけたら嬉しいです。今回の記事のポイントは以下の通りです。
- 商社は裁量は大きく、ビジネスに挑戦したい人には向いている。
- メーカーは裁量は大きくないが、一つのことにじっくりと腰を据えて取り組みたい人に向いている。
- 商社とメーカーはそれぞれ働き方に違いがあるので、自分の性格にあった方を選びましょう。
商社とメーカー、それぞれ働く時に意識すべきポイントが異なります。
自分の性格にあった方を選んだ方が結果として、良いキャリアを築きやすくなります。
それぞれの働き方の特徴を抑えて、どっちの方が良いのか考えてみてください。
この記事が少しでも役に立てたら嬉しいです。